経営指針

経営理念「限りある資源が循環する社会を目指して」を達成させる手段として、経営指針を掲げております。 廃棄物の収集運搬事業は許認可事業の一つであります。しかし、現在ではその許可を維持するために、 継続的に利益確保を行う経営能力を持つことが、許可継続要件の一つに強く求められております。また一方で、各排出事業者様と の取引上、やらなければならない具体的な事柄についての規定が決められています。 こうした背景には、廃棄物適正処理の遵守を目的とし。近年、収益を無視した廃棄物処理業者による業務請負が、結果として不適切は廃棄物処理を行わざる得ない 状況をつくり。時には不法投棄という社会問題を引き起こす原因の一つに考えられていることにあります。 当然のことではありますが、同業他社に対し比較優位性を保ちつつ、廃棄物の適正処理を行うのに必要な適正価格を、 当社サービスの質の向上を含め、厳格に策定できる経営を実現するために、当社では現在、3本の経営指針を目標として持っております。

サービス提供地域は当社事業所の立地条件によって限定する

当社で提供するサービスは、回収運搬作業であります。現行の廃棄物の処理体系は2に分けられ、 事業系一般廃棄物と産業廃棄物であり。それぞれの廃棄物の処理フローは、その体系別に決められた処理施設 に搬入することになります。また、再生資源をリサイクル原料として処理するためには、更に原料別に原料問屋に 搬入する必要があります。創業期以来、当社では再生資源の回収を積極的に行ってまいりました。現行では、 その種類も多様化してきております。また、一方でお客様の事業形態に応じて、求められる回収スタイル, 回収頻度も多様化して来ております。 資源回収を進めることにより廃棄物の減量化を行い。お客様のご希望する回収方法に広く対応 出来るようにするために、高めなければならない収集サービスの質は「多種に亘って品目別回収車両を用意する。」 「広く求められる回収頻度に対応する」であると考えております。 このような収集サービスの達成には、特定地域内で密度の高い車両の配置を行う必要があり。 車両ヤードである事業所を中心にして、むだな移動距離を少しでも縮めることであります。 更に、こうしたサービスを広範囲に広げるため、当社では事業所の多店舗化が基本戦略になっております。

全てお客様に当社担当を設置する

近年、廃棄物に関わる法律「廃掃法」は大きく改正させれ、それは今後、罰則規定を含めてより強化、変更されるであろう と考えております。こうした変更は、現行法の基本が排出者責任であるが故、排出事業者でありますお客様にはより関心の高いもであると 思います。 当社では、入社4年目の従業員を目安に、定期的に廃棄物許認可制度に関わる外部研修に積極的に参加させ、「廃掃法」に関する 具体的は施行法の知識を習得させています。お客様が持つ法律上の不安を専門的に解決し、廃棄物の種類または排出方法等に応じた 適格なアドバイスが出来るようにすることが必要なことであると考えおります

IT技術のビジネス利用モデルを構築する

お客様の情報ニーズに対応する。 ブロードバンドによるインターネットの普及を含め、ITインフラの整備が社会全体で完備され、一方そうしたネットワークを 個々に利用するためのハードウエアの費用も低価格化しています。このようなハードを利用することによって、データを集める費用、 データを保存する費用、データより必要は情報を作る費用、全てにおいて従来では考えられない程の低費用で行えるようになってきました。 しかし、どんなに低費用であっても、それ以上に得られる効果を作り出すことが必要であり重要なことであります。 当社では、そうした効果を最大限に引き出すため、自社独自にシステム開発を行っており。その基本機能は 「非情報の情報化と、情報の共有と同時性」であります。 「Task Time Management」による、時間主導型ABC(Activity-Based Costing)モデルの構築を行っております。これは当社が作り出すサービスを均一化するため の評価基準を示し、また発生費用との因果関係を明確化し費用の透明度を上げるのに利用しています。 「eレポート」による、お客様への情報発信。その内容は当社の回収報告であります。ほとんどの情報は回収作業終了と同時に 発信され、保存される形態が全てデジタル化されているので「電子廃棄物管理帳簿」の機能も併せ持っています。 こうしたデータの収集から情報の作成、利用法は氷山の一角に過ぎず。利用範囲は更に発展途上であり、事業利用の可能性は大きいものであります。 従来では難しかったこうした情報を積極的に当社経営に利用し、またお客様に対しても情報提供を行い、運搬サービスに関わる費用の透明性を確立するこが最も 重要なことであると考えております。

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